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自転車で腰痛になる?腰痛が治る?
こんにちは。 あお鍼灸整骨院 の佐川です。
今回は 「 自転車で腰痛改善したいあなたへ 」と題して、
とくに、 これから始めようかな~ と思う方に向けてお届けします。
まわりの話を聴いたり、 インターネットを見ていたりすると、
「 自転車に乗ることで腰痛が落ち着く 」
「 腰痛が楽になる 」
という情報もあったりします。
自転車を趣味 とする人であれば「 乗るほうが痛みが落ち着く 」
といった経験のある方は多いと思います。
実際のところ、 自転車で腰痛改善するのか、 それとも悪化するのか。
一緒に考えていきましょう。
5つの項目から、自転車は腰痛改善になるのかを見ていきます。
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腰痛の原因について理解する
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自転車に乗ることで腰痛改善に役立つと言われるケースとは
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用途に合った正しい自転車選び、腰痛を予防しよう
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腰痛を引き起こす要素として改善すべき点
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結果的に自転車は腰痛に効果あるの?
自転車で腰痛改善?っとその前に・・・
健康を意識して、 交通費を節約するため、 漫画を見た影響で・・・など
自転車を乗り始める人も多く、 切欠も人によってさまざまです。
そうした切欠の中の1つに
『 自転車に乗ることで腰痛が改善すると聞いたから 』
というのも含まれているようです。
インターネット で調べると 沢山引っ掛かりますね。
しかし、 これまで腰痛の無かった人が自転車に乗るようになってから、
腰痛になったということも耳にします。
単純に 「 自転車に乗れば腰痛が治る! 」 と 思い始めるのではなく、
自分に合った方法をしっかりと選ぶ必要があります。
● 腰痛の原因について理解する
「 腰痛 」 と言っても 原因 も 症状 も、 人それぞれ違います。
まずは、 自分の腰痛 について理解を深めていきましょう。
腰痛の症状は、 大きく2つ に分けることができます。
急性の腰痛
代表的なものと言えば「 ギックリ腰 」
別名、 魔女の一撃 ともいわれ、思いもよらないところで、
ズキッと痛みを発生するものがあります。
あと、 単純に転倒した際に捻って痛めたもの などが当ります。
慢性的な腰痛
長年の積み重ねから起こる、 常態化してしまい、
重だるい、 寝ている姿勢が辛い、 中腰になると不安を感じる
といったものや、
脊柱管狭窄症 のような痺れを伴う症状 も慢性の中に入れることができます。
急性の場合、 原因はハッキリしているので、
冷却、 安静 など 適切に対処 をすれば早ければ3日ほどで改善するのですが、
一方、 慢性的な腰痛 の場合は、 原因を知るには
「 過去を遡(さかのぼ)っていく 」必要があります。
多くの人の場合、 若いころに腰痛を感じることはなかったはず。
しかし、 生活環境、 仕事強度、 運動、 事故、 ケガ などを含め、
腰痛の原因 に繋がると思われる要因は多くある ため、
原因を分からない中で、例えば スポーツジム や 腰痛体操 をすることにより、
逆に腰痛を悪化させてしまったということも多くあります。
健康番組 や インターネットでの情報 から得た知識や
自己流で対処をすることにより、かえって危険を伴います。
そのため、 まずは 専門の診療所 や 接骨院 などで
相談してみることも 自分の身体を守るうえで大切なことになります。
自転車はとても素晴らしいスポーツです。
だから、 私も小学生の頃から始め、 今に至るまで続けています。
そういった視点からも、 腰痛体操 と同じように
「 とりあえずやれば良い 」
と言うわけではなく、
自分の身体の状況を知ったうえで、
走行距離、 自転車の種類 などを考える必要があります。
●自転車に乗ることで腰痛改善に役立つと言われるケースとは
例えば「 足にしびれを感じる 」といった
脊柱管狭窄症の症状 によって腰痛を感じている場合は、
自転車に乗り 前傾姿勢 になることで症状が緩和する人も多いです。
これは、自転車に乗ることで背骨から足先にかけて繋がっている神経へのストレスを
軽減させることが出来ているためです。
●用途に合った正しい自転車選び、腰痛を予防しよう
自転車を乗ることで腰痛になったというケースもありますが、
身体の作りを考えると十分にありえる話です。
先ほども上げた「過去を遡ること」で、 原因を紐解くことが大事なのですが、
症状だけに目をやるのではなく、 その原因に気が付き、 処置することにより、
本当の腰痛改善につなげることが出来ます。
そのため・・・
「 自転車に乗れば腰痛が無くなる 」
という考えよりも、
「腰痛につながらないような乗り方」
を身につける必要があります。
まずは、自分の目的に合った自転車を選びましょう。
①シティサイクル(ママチャリ)
シティサイクルの目的は、安価で安全で気軽に走れることです。
サドルは広めに設定され、 クッション性が良いことが特徴です。
腰を掛ける感覚も、 椅子に近いものがあり、 身体をまっすぐに出来るため、
タイヤも太めのため安定性が保て、 前方も見やすいため、 安全に走行することが出来ます。
とっさの時に両足が着けれるように調整することで、 より安全に楽しむことが出来ます。
しかし、 長距離にはあまり向いては居ません。
ロードバイク や クロスバイク と違い、 重量があるため、 身体への負担が大きくなります。
また、 サドルに座る時間が長くなることで、自分の体重、 道路状況によって路面からの振動
を全てお尻や腰に受けるため、 腰痛がひどくなる原因にもなります。
②ロードバイク
自転車レースで使われる、タイヤは細く軽量であることが特徴の自転車です。
ロードバイクは、 スポーツ用の自転車で、 速く、 遠く へ走るために特化した自転車です。
そのため、 タイヤも細く、 ハンドルを持てば自然と前傾姿勢になるようになっています。
サドルの形も細くて、 クッション性のないため固いものが多いのも特徴。
空気抵抗を少なくするための前傾姿勢、マウンテンバイクの様なサスペンションが無いものがほとんどのため、
路面からの衝撃をお尻、腰だけでなく腕も含めて、 全身に受けることになります。
また、高速走行中の落車の危険性も高くなるため、
その時に受ける衝撃は大きく、またそれも身体に蓄積されるため、 腰痛の原因となります。
③マウンテンバイク
マウンテンバイクもスポーツ用の自転車で、 長距離には向いていないのですが、
太いタイヤで、 山道や舗装されていない道を走るのに適しています。
姿勢は、 ロードバイクほどの前傾姿勢にはなりませんが、
サドルに座ったまま走ることで、路面からの衝撃はロードバイク同様入ってきます。
サスペンションやタイヤの空気圧が低いことで、
身体に入る衝撃は 多少緩和されているようですが、
地形によっては、お尻を突き上げられることもあるので、
それが腰痛に繋がる一撃になることも考えられます。
シティサイクルからの乗り換えても安定して乗れます。
④クロスバイク
シティサイクル と ロードバイク の中間に当る存在です。
ハンドルが、フラット(まっすぐ)なため、シティサイクルから乗り換えやすい1台
ハンドルを握る時にやや前傾姿勢で走ることになりますが、
タイヤもやや太めであり、 前にサスペンションの付いた物もあるため、
それらが衝撃の緩和にもなっています。
そのため、ロードバイクと比べると腰への負担も少なくなります。
長距離 よりも「 長時間の走行 」に向いてるのですが、
時間の経過とともに腰への負担は避けられません。
走りやすさが特徴ですが、 乗り過ぎに注意しましょう。
●腰痛を引き起こす要素として改善すべき点
腰痛を引き起こす主な原因は、過去にある場合が多いのですが、
その原因にさらに重ねて、症状として表れる要因として考えられるのもを
5つピックアップしました。
- サドルの形 (サドルの面が, 仙骨に当る,もしくは限りなく近いもの)
- ポジションが適切でない (サドルの高さや角度,ハンドルまでの距離など)
- 走行中の正しい姿勢 (サドルの面に対して坐骨を立てて座れているか)
- 乗り方に合った自転車を選べていない (ロードバイク,マウンテンバイクなど)
- そもそも筋肉に耐久力が少ない (少しずつ鍛えましょう)
これらを見直すだけでも、腰痛の症状として表れる要因を軽減できます。
(それぞれの項目は、今後書いて行きます)
しかし、どうしても避けられない大きな要因があります。
それは「振動」です。
足や腕、お尻から入る振動により、骨盤の中の関節の動きを固めてしまいます。
そのため、骨盤周辺の筋肉は緊張するため、
緊張の中で使われた筋肉は疲労しやすく、 腰痛として表れやすくなります。
『 路面からの振動や転倒も含めて考えると、 腰痛になりやすい乗り物 』
といえます。
結果的に自転車は腰痛に効果あるの?
自転車は、慢性的腰痛の原因になりやすいと言える乗り物なのは避けられません。
「だったら、 自転車に乗らない方が良いの?」
いいえ、諦める必要はありません。
自転車に乗ること事態は、 身体全体を鍛える効果があるので、
結果的には、腰痛の予防にもなります。
また、 無酸素運動、有酸素運動の両方が出来るため、
ダイエットや生活習慣病の防止にも役立つため、
続けることによるメリットは大きいと言えます
自転車は、使い方次第によって、 敵にも見方にも出来る
ということになります。